和竿
明日の9月23日は小網代丸十丸さんで行われる、「和竿でカワハギを釣る会」に参加して来ます。
最初は10数名で始まったこの大会、昨年始めて参加しましたが100名を超える愛好家達が集まりました。
各自ご自慢の和竿を持参して、カワハギの引きを堪能されてました。
私も2本カワハギ和竿を持ってますが、知り合いから借りたこの竿が気に入り昨年デビューしたんです。
使ってみると想像していたイメージとは違い、しっかりとカワハギからの小さなメッセージを捉える事が出来驚きました!。
実は和竿持っているだけで使用した事ありませんでした?、1本は頂き物でもう1本は義父の形見。
この形見の竿は私は使う事がないからと、何時も一緒にカワハギ釣りに行っていた知り合いに差し上げました。
この方が義父も喜ぶだろうと思い差し上げたんですが、昨年やはり宮本が持っているべきとお返し頂きました。
でも正直この竿ではまだ私はカワハギ釣ってません、何しろ昨年借り物の和竿でいきなりデビューしましたから?。
その借り物の竿は、近所に住む幼馴染の先輩がバブル期に銀座東作で購入したセミクジラ穂先の短竿。
昨年我が家で一緒に手に取り見ていたら、穂先のガイドがポロリと取れてしまいました。
緊急でアロンアルファで取り付けその場を凌いだんです、そして結果は25枚で竿頭6位入賞となりました!。
競技方法はカワハギ3枚だか5枚の重量でしたので、誰もが優勝のチャンスがあるんです。
ラッキーな事にナイスサイズが混じりまさかの入賞、これで当然虜となり来年からはスケジュールが空いていればエントリーする事にしました。
それまでも何度かお誘いがありましたが、この時期他の大会と被ってしまい参加出来ませんでした。
今年もうまい事参加出来明日は楽しみにしています、ただここまでスムーズには行きませんでした?。
実は今年も借りる事になり、近所の喫茶店で受け取ると、再び同じところのガイドが取れてしまいました・・・。
ところが偶然にも近所の竿師の方が同席していて、原因はアロンアルファで止めて事でスレッドが固まり剥がれてしまったとの事・・・。
すると「直してあげると」っと!、これには助かりました~。
実はこの方近所の鮨屋「三ツ木」のご主人、そして竿師「新治」さんなんです。
趣味が好じて竿作りにハマり、何と竿治さんに弟子入りして「新治」さんの屋号を頂いた方なんです。
確か江東区の文化人にも指定されていたと思います、でもよくこの喫茶店でお会いし釣り談義をしているんです。
御本人も近所の船宿「深川富士見」さんから、シロギスやハゼ釣りに行く生粋の江戸前釣り師です。
でも竿師の方は他の方の竿の修理依頼は嫌うと聞いていたので、気が引けましたが三ツ木さんは「俺はどんな竿でも直してあげるよ」っと言ってくれたので助かりました。
そして昨日「出来たよ」っと連絡を頂き、明日の大会に間に合いました~。
もし和竿に興味ある方は門前仲町にある鮨屋「三ツ木」さんに行って相談してみると良いでしょう、カウンターでお寿司を食べながら和竿談義が出来ると思います。
当然工房もあるので、購入希望であればそちらへ行って注文可能です。
私も何度かお邪魔しましたが、竿治伝統の塗りは素晴らしいの一言芸術品ですね。
でも新治さんの竿は飾りではなく、実際に使って欲しいと言ってました。
特にシロギス竿とハゼ竿が得意のようで、きっと満足出来る竿を作ってくれるでしょう。
今回借りる和竿もハーフピースと言う作りですが、先輩の手入れが悪くリールが付く部分の竹がありませんでした。
これを見て三ツ木さん、これも一緒に作って上げるとガイド修理と添え木も作ってくれました!。
これで持ち運びにも心配しないで済みます、明日は一応優勝を狙っていますが年に一度の和竿でカワハギの引きを楽しんで来ます。