昨日は大原新幸丸さんで一つテンヤマダイ釣り
色々と複雑な気持ちでしたが、昨日は予定通り行って来ました。
ただ前日は余震が続き、「止めようか・・・」と思った事も事実です。
ただ道楽者2名と約束していましたし、大原の状況を確認したかったので重くなった腰を上げて準備を整え出発しました。
2時に迎えに来て頂、佐藤さん・吉岡さんと大原へ向います。
ひとまず各自現状報告をしたり、自分の周りでの出来事など車内では釣り談義はありませんでした・・・。
普段は釣りの事しか考えないメンバーですが、被災地の今後を話し合いながら微力ながら募金活動を続けようと!。
途中で大原のすき屋に寄り、早めの朝食を取り新幸丸さんに到着です。
心配していた道路状況ですが、東京の我が家からは何時も通りに来られたので安心しました。
ここで大船長や女将さんのアッコちゃん大地君と再会して、各自の無事を改めて確認出来良かったと。
でもここで一つ問題が・・・、何とあれ程タックル準備には万全を期していたにも関わらず長靴を忘れてきました・・・。
急遽途中の24時間営業の釣具店に買いに行こうかと思いましたが、新幸丸さんで借りられたので問題解決!。
そして港に行くと何時もの光景が・・・、船長の新ちゃんが忙しそうに出船準備をしています。
常連さんの顔も見えます、本当に皆さん無事で何よりと心から思った次第です。
我々も何時も通りに釣り座決めジャンケンを、勝った順に右舷大ドモから佐藤さん・宮本・吉岡さんと並びます。
昨日は我々3名を含み9名乗船で、5時河岸払い~。
船長が荒れてるからキャビンに入って下さいっとアナウンス、キャビンに入り常連石井さんと話していたら・・・何だかおかしな気分・・・。
何と始めて船酔いしてしまいました!、話の途中でしたが突然気分が悪くなり「すいません横になります」と・・・。
ポイントに着いてスタート合図がある前に、災害で亡くなわれた方々に黙祷を捧げました。
いいですよ~の合図が出ても、立って釣りすることが不可能なくらい気分が悪いです・・・。
また昨日は予報とは逆に、海は激荒れ状態・・・大原レベル8でしょうか。
水深は60メーターラインと言う事なので、ビンビンテンヤ8号夜光で始めました。
ところが荒れた上に白波でラインが全く見えません、更に昨日はテストで初めて使うラインでしたのでマークの色も確認していません・・・。
仕方ないので着底した時の糸ふけで判断しました、僅かなライン変化・・・これでも十分底立ち取れましたよ。
途中で大地君が、タラセを入れる時気持ち悪くて吐きそうになりましたっと・・・。
同時に「実は船酔いで気持ち悪くて仕方ない」っと、そしてお互い喋るのは止めようっと・・・。
数回目の入れ替えで、横にカッ飛んでいたラインが竿先事フッと曲がりました!。
すかさず大きく合わせると、一瞬ドンっ止まりましたが次の瞬間ゴンゴンとマダイ特有の引きが伝わってきます!。
深さと潮の強さも手伝って凄い引き応えです、それでも強めに設定したドラグと気分の悪さも治らないので強引に引き寄せ船中1枚目の1キロクラスのマダイゲット出来ました。
1枚釣れれば気分も治ると思いきや・・・、全く無理・・・気分の悪さは続きます・・・。
船酔いがこれ程辛いとは・・・、今で軽く考えていましたがこれからはしっかり対策も必要かと思いました。
どうりで皆さん「アネロン」を常備しているか、よ~く理解出来ました。
続いて糸ふけを取ろうとリールを巻き始めたら、ズンと鈍いアタリが・・・此方はただ重々しい引きのキントキダイでした。
少し浅くなったらポイント移動です、普段は移動程度ならキャビンに入りませんが昨日はその都度キャビンに避難していました。
でも直ぐに横になり、目をつぶって耐えるしかありません・・・。
風と波は収まる気配はありません、そこで少しでも底立ちを取りやすくするためにテンヤを10号に変更。
この頃から何とか立って釣りする事が出来る状況となりつつも、今度は荒れているので立ったり座ったりの繰り返し・・・。
ポイント移動後はミヨシの方が大きなハタを釣り上げ、私もスティしていた状態の竿先がツンと入りました。
合わせも決まりやり取りの体制に入ります、今度も間違いなくマダイ!ゴンゴンしてくれます。
途中で数回の引き込みを楽しめ、上がってきたのは最初と同じサイズ。
このポイントは凄く、ミヨシの二人がヒットさせています!。
暫くして上がってきたのはミヨシの方が2キロクラス、2番目の方は4.9キロの大ダイ~。
更に左舷大ドモの常連石井さんは2.8キロキャッチ、まさにノッコミと呼ぶに相応しい状況でした。
ここで気になる道楽者の二人は、佐藤さんはマダイ1枚キントキ1枚、吉岡さんは完デコと絶不調・・・。
そんな中吉岡さん掛けました、でも上がってきたのは巨大ウマズラ~。
今度は私に大物のような引き?、途中でクンクンが伝わり小型のサメ?と思いましたが大きなホウボウ~。
更に入れ替えようと思った時に、フワッ~言う自分にしか解らないアタリ!。
これも合わせが決まり十分引きを楽しみながら、船長の差し出すタマに入れ無事キャッチ。
これも1キロクラスと、これでマダイ3枚ホウボウ1匹キントキ1匹べラ2匹と十分な釣果!。
この時点で8時41分、正直もう帰ってもらいたい気分でした・・・。
その後40メーターラインに移動して、吉岡さん念願のマダイ釣りました~。
海の状況は良くなる気配はありません、途中から雨も降り出し風上に顔を向けていられません・・・。
願いが通じたのか、船長が銚子で18メーター吹いているし帰港の際港口が悪いので暫くしたら上がりましょうっと。
こうして9時過ぎに早上がりとなりました、帰りもキャビンで横になりじっと耐える状態・・・。
でも朝のような気分の悪さは消えていました、それでも下船後もムカムカする状態は続きます。
新幸丸さん本家に戻り、お茶を頂きましたが固形物を口に入れる気にはなれません・・・。
そんな私を尻目に、道楽者二人はおせんべいをバリバリ食い漁っていました!。
こうして釣果は満足出来、初めての船酔いにあいながらの帰り道・・・。
九十九里波乗り道路ではガードレールが津波で流されています、ここまで津波が来たんですね・・・。
帰りの道路も空いていて、自宅に戻ったのは1時過ぎでした。
自宅に戻り安心したのかやっとお腹が減ってきて、コンビニで買ったまだ手を付けていないパンを一つ食べてベッドで昼寝。
夕方目覚めて今度はしっかり夕食を取り、テレビを観ながらソファーで毛布を掛けて再び寝てしまい、12時頃に目覚めてお風呂に入り再びベッドで熟睡・・・。
今朝になっても何時ものようにスッキリした気分ではありません、何となく頭が重い感じがしています。
さすがに昨日はPCを開く元気など全くありませんでした・・・。
また今回の釣行に関して、これだけ釣りに行かないのは久しぶりなので私の唯一の長所である「狩猟本能」がなくなっているかも知れないと・・・。
何しろ体がビビリとなってましたから、でも大丈夫なようなので一安心!。
更にこのような状況下での釣り・・・、此方の方は個人個人の判断基準が違うので気を悪くなさった方はお許し下さい。
私は釣りに行ける環境が整ったら、行ってもいいと思います。
それは今後の日本経済を支える上でも、被災された以外の方は元通りの生活をしませんとしっかりした支援活動に支障が出てしまいます。
ただし節電節水生活は続けます、そして今後救援要請があれば協力出来る体制を整えておきます。
暫く生魚食べていませんでしたので、今晩は久しぶりにマダイの刺身を味わいます。
それから今後も地道に募金活動を続ける上で、こんな思い付きをしました。
マダイの2キロ以上が釣れたら2000円、3キロなら3000円・・・・・・10キロなら10000円!。
釣れた枚数に掛けてもいいですが、2キロクラスは数枚釣れる事が多々あります・・・?。
従って各サイズ1枚でも釣れたら募金と決めました!。
先日の新井さんを例に取ると、午前が6キロ午後が7キロ・・・合計金額は13000円と・・・。
今から協力してくれるかはわかりませんが、多分新井さんは個人的に既に募金していると思います。
まあこれは私が個人的に決めた事なので、あくまで任意な決め事です。
ただしオデコ会の例会では実施したいと思います、任意と言えどもオデコ会メンバーは皆協力的ですから快く受け入れてくれるでしょう。
もし同船中に私が大ダイ釣ったら、遠慮なく「募金ですね」っと声を掛けて下さい。
もし協力してくださる方はその場で受け付けます、私に預けた場合は後程日本赤十字協会の方から証明書兼領収書が送られます。
こんな地味な活動ですが、継続は力なり・・・言いだしっぺなので今後も続けていきます。