旅立ち・・・

2012-02-12 00:00:00

昨日も今日も釣りに行く予定でしたが、行っていません。

お気付きのように昨夜愛猫チャラが旅立ちました、15年の短い間でしたが楽しい毎日を過ごす事が出来ました。

金曜日にはもう自力でトイレには行けず、2~3歩歩いては伏せして休憩する状態。

それでも一箇所にじっとしておらず、ヨロヨロしながらリビングをウロウロするんです。

生憎ホットカーペット以外はフローリングなので、滑って踏ん張れません。

そして疲れると直ぐに休憩、大好きな膝にも乗せました。

膝だけは居心地が良いようで、丈夫な時のように丸くなろうとしますが体力がないのでうまく出来ません・・・。

このような状態でしたので、金曜日と言うより土曜日は明け方まで看病してました。

入舟豊嶋船長には4時30分にメールで行けない趣旨を伝え、これは事前に伝えておいたので承諾してもらいました。

夜中には一度与えた物を戻したり、そんな様子を見て栄養補給は止め水だけにする事に・・・。

昨日は10時頃に悩みましたが、栄養補給の量を半分にして与えました。

それでも昼頃に咳き込んで、再び戻してしまいました・・・。

その後も膝に乗せたり、リビングの好きな場所で好きな姿勢で時折寝ていたんです。

夕方にも少量の栄養補給と水を与え、カミサンともう体が栄養を受付ないのかも知れないなっと・・・。

チャラの前では決して話しませんでしたが、正直覚悟はしていました・・・。

その後ソファーで寝てても何度も寝返りをします、骨と皮だけになった体をなでて話しかけます。

愛称の「チャー」と呼ぶと、もう既にウーっ聞こえませんがかすかな声で反応してくれます。

返答する度にお腹が呼吸とは違う動きをするので、ハッキリ理解出来るんです。

迷惑かも知れませんが定期的に声を掛け「頑張るんだぞ」っと・・・、でも心の中では「疲れたなら もう頑張らなくていいよ」っと・・・。

カミサンが夕食の食材を買いに出掛けた後、チャラに向ってお喋りしてると、少し元気に返答してくれます。

何度も「トイレに行くか」っと、この時も口を数ミリ動かして応答してくれたのでトイレに連れて行くと、もう既に座る体力もありませんでした・・・。

両手で負担が掛からないように抱き、何とか用をさせようと試みましたが無理でした。

この後ソファーに戻したら急に呼吸が荒くなり、数分後静かに旅立ちました。

約15年間楽しい思い出を沢山貰いました、カミサンが言うには帰ってくると子供達や私を差し置いてチャラが見えないと「チャラは?」が口癖だったと・・・。

とても楽しい時間をチャラと過ごせて、こんなに猫好きだったと改めて驚いています。

こんな事を言うと今から27年前に亡くなった愛犬に怒られそうですが、多分家の中で飼ってしまえばどちらも家族となり同じだと思います。

昨日は夕方に27年振りに先輩が尋ねて来ました、お茶を飲みに外出して色々話をしたところ、やはり今犬を飼っていると・・・。

そして以前に飼っていた犬が死んでしまったとか・・・、やはり皆さんペットと共に暮らしているんだと改めて感じました。

明日は本当のお別れの日、我が家のペット達は両国回向院に埋葬しています。

私が子供の頃から飼っていた犬達は全て此方に眠っています。

以前の愛犬も10年間家族同然楽しく過ごしました、友人宅から貰ってきたポメラニアンでしたが最初は殆ど姉が面倒を見てましたが、嫁に行く時には置いていってと嘆願?。

その後姉夫婦は同じ友人宅から兄弟犬を貰い受け、一時は4匹の大家族。

子供がいないので犬達が子供同然、従って常に幼児言葉で犬に喋りかけるのが可笑しかったですね。

そんな私もチャラとお喋りする時は、そのようにならないよう気を付けていましたが・・・?。

チャラが一番懐いていたのは実は長男でした、ご飯もトイレ掃除もやらないくせに何故か恋人のよう?。

そんな長男も2年前に結婚を機に家を出て、それからは一応私が一番となれたような?。

それでも犬のような猫でして、家族皆のところに順番に挨拶周りするんです。

そして6年前からは誤診によって手術をした右耳が患い、毎日数回の耳掃除・・・。

最初の頃は嫌がってましたが、数日もすると「仕方ない」っと観念したようで寝たままや膝の上でもジッと掃除をさせるようになりました。

また家の中では粗相はしませんでした、若い頃は夏場になり網戸の季節になると、勝手に開けて遊びに行きトイレに帰ってきて再び遊びに行く事が当たり前でした。

以前にも言いましたが、チャラは引き戸とL字型のドアノブでしたら自分で開けられる賢い猫でした。

でも迷惑な事も度々・・・、網戸を開けっ放しなので蚊が入り込むんです・・・。

ドアも開けっ放しですと、冷暖房が効かなくなる事も・・・。

でもそんな自由に育てたので、幸せだったと思います。

ベランダでは小鳥が水を飲みにやって来るので、ブラッシングの最中でも急にハンターに変身する事も!。

でも間抜けなので生きた小鳥は取れません。

ただ一度だけ生きている子スズメを持ち帰りましたが、カミサンが大慌ててで叫んだらチャラも驚いたらしくその場で離し、幸いに小スズメは無事に保護、その後怪我がないか確認して親スズメが迎えに来るまで待ち放してやりました。

他の獲物は弱ったセミ、これは夏になるとよく持ち帰りましたね。

もうこのような光景は見られません、でもしっかり思い出として残っています。

チャラ15年間本当にありがとう、天国では自分の家族と楽しく暮らして下さい。

そしてまた縁があったら再び我が家の子になって下さい、ありがとう・・・。

猫好き以外の方が見たら気分を悪くするかも知れませんが、今回が最後なので同意して下さい。

釣りの方は直ぐに再開します、チャラも「父ちゃん 早く釣りに行って」と言っている気がします。

ペットを飼っていたら必ず訪れる別れ・・・、仕方ありませんが今回は応えました。

でも気持ちを切り替えて、明日からは元気にチャラの分まで精一杯元気に暮らします。

そして私に釣られなかった魚達を、ノンビリ釣って行く事にします。

Photo

チャラ、我が家に来てくれてありがとう、そして今度は自分の家族と楽しく過ごして下さい。

最後に今まで色々とご心配を頂きありがとうございました、改めてお礼を申し上げます。