鹿島不動丸さんでフグ釣り~

2013-09-05 00:00:00

昨日は鹿島不動丸さんへ、釣り場速報さんの取材で行って来ました。

何しろ前回は今シーズン一番のどん底状態の日に行ってしまい、たったの3匹で竿頭?。

でもここ数日は連日規定数80匹が釣れているので、もうあの日はないだろうと?。

3時に東京発で4時30分に到着、受付を済ませ5時出船を待ちます。

この日は左舷7名右舷5名、私は右舷ミヨシから2番目機関室の真下に釣り座を構えました。

タックルは当然湾フグタックル、この日のためにニューロッドシマノリアランサー湾フグ180で挑みます。

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このロッドは湾フグファンから好評を得ていたベイゲーム湾フグの進化番、穂先は寄り繊細となり究極の湾フグロッドです!。

以前一度プロトタイプを触らせて頂きましたが、発売は来年と聞いていたので心待ちにしていたんです。

それが何と今月に発売になるそうです、是非一度お店で手に取り実際に見て下さい。

その仕上がりに驚くと思います、もうこれで以前のように湾フグロッドで悩む必要はないと思います。

以前は色々と穂先をチューニングしオリジナルロッドを作っていましたが、ベイゲーム湾フグでその悩みはなくなり、今回のリアランサーではもうその必要性はなくなりました!。

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今回もアルデバランとの組み合わせ、ラインはPE0.8号。

仕掛けは湾フグそのままのカットー1本針、これは大原でも試しましたがハリ掛かり等全く問題ありません。

そして今回鹿島フグでその実力を試す事となりました、これは個人的にも非常に楽しみです。

今回オモリは10号をセット、非常にソフトな穂先からは10号は重すぎると感じましたが、後にこの心配は見事に打ち消されました。

5時に予定通り河岸払い~、ポイントまでは30~40分走るとの事です。

船長に水深を聞くと20~25mとの事、これなら何とか10号でも対応出来るだろうと!。

もし潮が速かったり、オマツリが連発するようでしたらオモリも15号にする予定です。

海の状況は鹿島レベル2~3と少し波っ気がありましたが、釣りには全く問題なにので安心出来ました。

ポイントに着くと船長が常にマイクで水深とフグの様子を伝えてくれるので、これは釣りをするのに非常に助かりましたね~。

フグの反応を見つけ出しいよいよ釣りスタート、最初は水深にたしして浮いているようで13~15mをやって見て下さいっと?。

フグ釣りで宙を狙うのは初めてなので、最初は戸惑いましたが一応言われた水深で合わせると・・・ラインが立った途端に穂先に細かなアタリが現れました!。

一度目は掛からず・・・、二度目も掛かりません・・・、この時点でエサのアオヤギは全て取られツンツルテン~。

大貫沖でも以前根のきついポイントで宙をやりましたが、今回はその状況とは全く違い反応を狙って行くんです。

次の投入時には、「今度は底を狙って下さい」っと常にフグの状態を伝えてくれるので、狙い方を絞れるし面白かったです!。

船はエンジン流しなので常に動いています、そのためラインも前後左右に流れますが、この場合サミングしながら常にラインが真っ直ぐに立つように調整します。

こうする事でオマツリ防止にもなりますし、着底後直ぐに現れるアタリにも対処出来ますから!。

相変わらず船長はフグの様子をマイクで伝えてくれます、「もう反応だらけですが、底を狙って下さい」っと!。

ここでひとつ注意点ですが、湾フグタックルでオモリ10号前後の場合、エサのアオヤギは大きいものなら1個、小さい物でも2個程度付ければ十分です。

外房スタイルではオモリ25号が基本なので、ロッドもそれなりに固くエサのアオヤギもハリ一杯に付けますが湾フグタックルでエサを沢山付けてしまうと、ただ重く感じるだけで誘いも出来ず逆効果となる場合があるので注意して下さい。

ここからは底をメインに狙いますが、アタリは直ぐに現れ直ぐに1匹ゲット!。

サイズは小型ですが、今回更に湾フグタックルでも十分通用する事が実証出来ました。

しかし5分もすると「ハイ上げて下さい、移動します」っと、殆どがこのような感じなので例え釣れなくて移動しないストレスが全く感じられません!。

逆にアタリがあったのでもう少し粘って欲しいと思うくらいです?、いや~この辺は船長さんの性格にもよると思いますが、個人的にはバスフィシングをやっているような感覚で楽しめました~。

次のポイントでは13mから浮いているので、最初は上からやって見て下さいっと!。

今度は言われた通り宙でラインを立たせると直ぐにアタリ~、実はフォール中で既に当ってきますがこれはラインが斜めとなり、カットーハリがまだエサに対して直線的になっていないので合わせても無駄です・・・。

やはりメインライン・オモリ・エサ・カットーハリと、全て一直線となりませんと掛ける事は不可能ですね。

従って途中で当っても空振り~、でもエサが残っている限り直ぐにアタリますので慣れてくればラインが立ってから合わせれば掛かります!。

ここからはもう入れ食い~、まるでシロギス釣りのようなペースとなりました!。

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移動~投入2~3匹釣れると移動~、大体このようなペースで飲み物を飲んだりタバコを吸う余裕もありません~。

また昨日の天気予報は雨&曇り・・・、途中で猛烈な雨に遭遇・・・この時は穂先が見えない程でした!。

ただ気温がそれ程高くなく、レインウェアーを着てても快適に釣りが出来助かりました。

この後もこの状況は続き、沖上がりまで釣れ続きました~。

穂先が軟らかいと感じていた悩みも見事に解消され、これは持ち重り気味でも更に繊細な穂先がアタリを出してくれました!。

この辺も数多くのフグを釣らないと解らない事が多く、今回はそんな心配を解決してくれました!。

途中でもの凄い引きが伝わるのは外道のイシガレイ、サイズも良く40cmオーバーです。

前回もイシガレイを釣り、釣り場速報のスタッフに差し上げたら煮付けで美味しかったそうです。

今回は更にサイズも良くこのサイズが4枚混ざりました~、そして今回もスタッフジローちゃんに寄付?。

鹿島ではフグ釣りの場合規定数が80匹と決められています、途中で心配となり数えようとしましたが、釣れ続いているのでそれさえが無理な状況・・・。

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仕方なく釣りを中断して確認すると80匹を少しオーバー、こうして昨日は大満足な一日を過ごせました。

一番の収穫は何と言っても湾フグタックルそのままが通用して釣りが出来た事、これで楽しみが増えました~。

アタリは当然小さく現れ、場所は違いますが一応湾フグ釣りの感覚が楽しめました。

ただし誘いは大切です、鹿島と言えども誘わないとアタリの出方が激減します。

また誘った直後には明確なアタリが現れます、やはりフグ釣りにも誘いが重要だと感じました!。

またこれ程ショウサイが多くいるなら、せめて3分の1くらい東京湾に来てくれないかと個人的に思ってしまいましたが・・・。

個人的には湾フグ大好きなフグ師ですが、これで少し選択肢が広がった気がします。

たまには鹿島で入れ食いを味わい、そして大貫沖で本来の繊細なフグ釣りを楽しむ、色々なアタリも経験出来今後のフグ釣りの引き出しが増えると思います。

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