初カツオ釣り~

2013-09-07 00:00:00

昨日は突然のお誘いで、カツオ釣りに行って来ました。

今から30年前にイワシの泳がせでシイラ・カツオ・メジマグロ釣りはやった事ありますが、今回のようなコマセを使ったカツオ釣りはやった事ありません。

タックルも私の自前の物では無理と言う事で、今回は何時もお世話になってるボートオーナー保坂さんに全て借りる事となりました。

伊東を5時に出船し大海原をカツオを求めてクルージング、約1時間いや2時間後に船団に遭遇~。

平日なのにもの凄い船団が形成されています、相模湾の殆どの船宿が沖に出ているかと思う状況?。

エサはオキアミ、コマセもオキアミでコマセカゴに詰めて久々に使う電動リールに戸惑いながら言われたタナへ落とし込みます。

釣り方は保坂さんに聞き、後は小まめなコマセワークだと自分に言い聞かせ釣りスタート。

周りには沢山の船が居ますが釣れてる様子はありません・・・、でも何時来るか解らないカツオを狙います!。

このカツオが曲者で、移動が非常に早く3分程度で即移動~。

大体この繰り返しで30分~1時間、すると右舷の保坂さんにヒット!。

もの凄い勢いで竿が曲がり、それでも電動リールでガンガン巻き続けます。

暫くすると水面にカツオが姿を見せますが、ここからも左右へもの凄い勢いで走りまわりそれを無理やり強引に船に寄せタマアミに入れキャッチ成功!。

この一連の動作を見て、何度もコマセを詰めて入れ替えを繰り返します。

タナは常に変わり20mだったり30mだったり、何しろ忙しない釣りです!。

何回入れ替えを繰り返したか解りませんが、その時はやって来ました!。

竿先がククンっと引き込まれ、次の瞬間グーンっと大きく海中へ刺さりました。

一応合わせたつもりですが、もうこの時点でしっかりフッキングしていましたね?。

急いでやり取り開始しましたが、自分ではきつく締めたつもりのドラグが弱くラインがドンドン出されます。

しかしこれ以上ドラグを締めて良いものか解らないので、まごまごしていると保坂さんが駆け寄りドラグを締め込んでくれました。

ここからは強引に寄せに掛かり、水面に浮いてきたコマセカゴを掴もうと一生懸命な自分?。

するといきなりもの凄い引きとなり一気に船下へ走りだしました、一応カツオの姿を確認していますのでここから別世界へ突入~?。

ラインがもの凄い勢いで出て行きます、もう何が何だか解りません?。

何しろもう手に負える状態ではなく、舵を取っていた豊嶋船長が「ヒデさん 竿を立てて」っと!。

しかしこのままの状態ですと危険を感じ?、弱気になりロッドキーパーにロッドをセットしました。

ここから更にパワーは増し、50m付近で全く動かなくなり「ここは根掛かりありますか」っとバカな質問をする始末?。

リールのドラグは目一杯締めてあるので、もう強引にやり取りします。

すると何とか少しづつラインが巻き取れ、一安心したと思ったら再びもの凄い勢いで走られ、今度はフッと生命感がなくなりあっけなく終了・・・。

どうやらやり取りしていたカツオにサメが食い付いた模様、まあカツオ釣りではよくある現象だそうです。

後で聞いたらハリス20号だそうです、実はこんな太いライン初めて触りました~!。

この後何度も移動を繰り返し、保坂さんはコンスタントにカツオを釣り上げます。

そんな光景を羨ましく見ていたら、再び竿先に変化が現れそのまま引き込むのを待ち合わせます。

今度は比較的スムーズなやり取りが行え、後少しと言うところでハリが外れてバレてしまいました・・・。

そしてまた移動の繰り返し、コマセを降り終え竿を持って待っていると、ククッとアタリ・・・グーンっと竿が曲がったところで合わせを行い今度こそはとやり取りします。

しかしコマセカゴを掴んでからも横っ走りが止まらないのでもう大変、でも何とか無事に1本目捕獲成功!。

バタバタ暴れる魚体を掴み、そのまま海水氷のたっぷり入ったクーラーに仕舞います。

ここからも移動~移動~更に移動の繰り返し、何隻もの船が順番に移動する光景は圧巻です!。

その点我々の船の舵を取るのは、東京湾の凄腕豊嶋船長なので助かります。

しかし平日なのにこの賑わいは驚きました!、カツオ釣りって人気があるんですね。

2本目も何とかまごつきながら確保成功~、大きさは2~3キロっと言った食べ頃です。

しかしここからは順調な運びで3本目~、もうこれで大満足!。

それでもコマセ要員としてはこのまま終わる事は許されず、ここからもひたすらコマセます?。

しかしそんな事がカツオに伝わったようで、ここからはミスが続きます・・・。

折角掛けても船下へ入られ船底にラインを擦られバラシ~、この時はコマセカゴごと切れてガッカリ・・・。

留めはコマセカゴを掴んで強引に寄せようとしたらハリス切れ~、この時のハリスは12号でしたが、これでも見事に切られカツオの勝ちとなりました。

もうこれ以上やってもミスが続くと思い、自主的に早仕舞い?。

こうして6バイト3ゲットと勝率は僅か半分となりました、保坂さんは11本佐護さん4本と大健闘!。

更に悲劇は続き、桟橋で海水氷で〆たので海水を捨てていたら、何とカツオが1本ポロリと海中に・・・。

この時の光景はまるで弾丸のようにスローで頭から一直線に沈んで行きました・・・、折角苦労して釣った大切なカツオだったのに・・・。

それにしてもカツオのパワーに脱帽です、もう引きを楽しむ次元ではなく、魚との格闘って感じでした?。

まあこれで次回はもう少し余裕で楽しめるかもしれませんが、本当に昨日は改めて魚の引きに驚かされました!。

お持ち帰りは1本のみ、これだけで十分です!。

旨いとは聞いていましたが、戻りカツオ旨かったですね~。

しっかりと叩きを作り、オリジナル風味でいただきました。

そして今晩は通常の叩きで食してみます、本当に昨日はミスが多く保坂さんにすっかりお世話となり迷惑を掛けてしまいました。

あるんですよこんな事が、ひとつテンヤではあらゆる場面を経験してきましたが、カツオ釣りでは素人同様でした~。

また写真が1枚もありません・・・、カツオ釣りでは船の中が戦場のようなので写真を取る余裕などありませんでした。

それなら手持ちを取ろうと・・・、しかしこれも帰港後後片付けで忘れてしまい、それなら自宅でと思ったら、これも急いで捌いてしまいジ・エンド。

聞けばカツオシーズンはまだまだ続くそうなので、居次元を体験したい方は是非一度お出かけ下さい。

もしかしたら癖になるかも知れませんよ、それ程衝撃的な釣りでした~。