キャスティングスタッフセミナー

2014-06-05 00:00:00

3日4日はキャスティングスタッフセミナーのため、鹿島幸栄丸さんに乗船していました。

本来は千葉エリアのスタッフは大原で、茨城エリアのスタッフは鹿島と予定していたんですが、生憎大原港は大型連休のため二日とも鹿島での開催となりました。

さすがに釣りのジャンルは広く、まだひとつテンヤ未経験者がいるので今後のためにと行われた企画です。

以前新幸丸さんでもキャスティングスタッフに何度も会いました、その都度彼らは「やってみないとお客さんに説明出来ないので、プライベートです」っと。

確かに簡単に説明すると、海釣りと陸釣り、ここから何種類もの釣りが魚種により存在します。

マダイだけでもコマセ・テンヤ・タイラバ・ジグと、これ以外の釣り方も存在します。

特に淡水しかやらないお客さん、沖釣りしかやらないお客さん等、専門店ではなく大型店ならばその釣りに精通したスタッフがいなければ対応しきれません。

今回はそんなひとつテンヤ未経験者を対象に、各店舗から集まって頂きました。

さて3日の初日は12名のスタッフと共に幸栄丸さんに乗船、出船前の船上でエサ付け釣り方のレクチャーを行いました。

当然釣り具店のスタッフなので知識は豊富、これだけで十分でした!。

後は沖に出て一人づつ個人的なレクチャーをする予定で、5時過ぎに河岸払い~。

約1時間でポイント到着~、水深は30mなので一応テンヤは5号からスタート。

スタッフ用にジャッカルさんから鯛夢245MとHを6本貸出成功~?、後は青帝も数本お借りしたりダイワさんからも数本のロッドが用意されていました。

実施に現場で数種類のロッドを試せる機会など中々ありません、出来る限り色々なロッドを試して欲しいと本部スタッフ三浦さんからアドバイス。

この日はベタ凪~沖は霧が出て曇っていましたが、それ以外は釣り易く助かりました。

一応スタッフ全員に集まって頂き釣り方をレクチャー、皆さん釣り好きなのでこれだけで直ぐに理解してくれます。

只今、幸栄丸さんでは活きエビエサを使用出来ます。

活きエビエサの場合の大きな特徴は、エサ持ちが抜群に良い事!。

従って入れ替えを行う場合もエサが取られていなければそのまま落とし込めるし、リフト&フォールしてもエビの頭が取れません。

マダイの食いはそれ程変わらないと思いますが、上記の2点で必然的に釣りする時間が長くなりヒット率は上がります。

しかしひとつテンヤマダイ釣りがこれ程までに全国的に広まった要因は、冷凍エビで何時でも釣れる事!、これに尽きます。

抜群に釣り易い状況ですが潮の流れがありません・・・、タラセを入れてもラインは真っ直ぐ立ったまま。

これでは入れ替えを行う必要性がありません・・・、何度リフト&フォールしても常に底立ち可能な状態が続きます。

探検丸にはモヤモヤと、べイトと思われるシラスかアミエビの反応が映し出されます。

こうなると戦闘開始~とは行きませんが、ポツポツとマダイ・ハナダイ・ショウサイフグが釣れ出しました~。

一応アタリを取りながらの釣りなので、スタッフからも面白い~楽しい~の声が聞こえ助かりました。

たまに大型が掛かりますがサメ・・・、でもやり取りは確実に楽しめるので今回は良しでしょうか?。

何しろベタ凪微風なので船が流れません、それでもフグの活性は高く釣れてくるサイズが大きいので驚きました!。

まあ鹿島にしては大人しい内容の釣りとなりましたが、一応各自本命のタイが釣れたので無事に一日目終了となりました。

ただし外道は皆さん沢山釣っていましたね~、それだけでも十分楽しめたと思います。

私の釣果はマダイ3枚ハナダイ5枚のタイ部門では竿頭?となりました、タイ部門7枚のスタッフが4名いましたが皆さん魚は色々釣っていましたね。

外道はアイナメ3匹ヒラメ1枚ショウサイフグ数匹とウマズラ1枚などと、飽きない程度に釣れたので楽しめました~。

ただ非常に残念だった事が・・・、移動が一度しかありませんでした。

釣れない状態で移動しませんとモチベーションが保てません・・・、眠くなったりします・・・。

もし後2~3回でも移動してくれればもう少し釣れたかも知れませんね、いや逆に釣れなかったかも知れませんが個人的には釣れない→移動は鉄則だと思ってます。

これは長年バスプロをやっていた性でしょうね・・・、よく家で「船長になれば良かったのに」っと言われますが、お金を払って乗船する方がどんなに楽か分かっているので今後も船長にはなりませんって言うかなれる訳がありませんから!。

途中で2回ほど皆さん一人一人個人的に見て周りましたが、スタッフから「楽しい釣りですね」の意見が多く今後に役立ててくれる事と思います。

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さて宿泊は北浦沿いにある簡保の宿でした、当然早く着いてしまいやる事もないので宿で許可をもらい、本部スタッフ三浦さんと外でタックルとウェアー洗い~。

ここは以前バスプロ時代の北浦戦の時、田辺哲男さんと林圭一さんの3人で相部屋で泊まりました。

この時は3人でチームを組みその名も「ライブクルー」日本訳は「粋な仲間」、サポートされていたメーカーも違った異色のチームでした。

当時のJB(日本バスプロ協会)ではチーム戦があり、田辺さんの提案で出来上がった次第です。

お蔭さまで一度だけ年間チーム優勝をすることが出来、この時の北浦のトーナメントでも優勝する事が出来たりと素晴らしい思い出となってます。

そんな思い出タップリの簡保の宿でしたが、数年前に建て直し素晴らしい景観となり高級ホテルのようになってました?。

そして二日目、この日は前日よりも多く14名のスタッフが各店舗から集まり前日同様出船前に簡単なレクチャーを行い5時過ぎに河岸払い~。

この日舵を握るのは大船長、ポイントは船長マル秘のところでした?。

ラッキーな事にこの日も海の状態はベタ凪~、晴れて微風と最高に釣り易い条件は揃いました。

ただ潮は相変わらず流れていません・・・、そのためタラセを入れず横流しでの釣りとなりました。

個人的に思いますがこの状況でしたらこの釣り方がベストだと思います、緩やかに流れ左舷側は船下に入る状態となり右舷側は払い出し、ベストな状態です!。

水深は27~30mと前日と変わりません、ただ魚の活性が意外に良くアタリは直ぐ出始めます。

私も釣りをしましたが直ぐに1キロサイズのマダイが釣れ、ここからはスタッフも直ぐに釣り方をマスターし船内あちらこちらでキターの声が聞こえて一安心~

一通りスタッフが釣れたのを確認して船内を周ります、前日同様さすがに釣り好きスタッフなので桶の中には早々マダイ数枚とフグがキープされています。

個人個人と話しながら色々とこの釣りの魅力を伝え、そんな話をしている最中でも釣るとはさすがキャスティングスタッフ~。

この日は小まめな移動をしてくれるので、その都度期待が高まります。

3枚目のマダイを釣った後、少し良い感じの引きでリールからラインが引き出されます。

タックルは鯛夢245M&ニューステラ、おお~初めてステラのドラグ出るマダイ掛かりました!。

そう言えば出船前にドラグの強さを確認してもらうので、各自に私のリールからラインを引き出して強さを確認してもらったんです。

その後本部三浦さんが1リットルのペットボトルをオモリ代わりにドラグ確認、正直一度も計った時ありませんでしたが何とこれがビンゴ~!。

毎回手感度でドラグ調整していますが、これが意外とピッタリ合っていたんですね?。

まあ理想は800グラム~1キロまでで十分なので、この方法ですと簡単に試せますのでドラグ調整に自信がない方は一度お試し下さい。

ゴンゴン~のやり取りで上がって来たのは2キロクラスのマダイ~、やはり1キロサイズとは引きの次元が違います。

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この後は2度目の船内徘徊ではなく・・・、様子見とアドバイスタイム~既につ抜けしているスタッフもいたりでこの日も安心出来ました。

そして少し風も吹いてきて船も横に流れだしました、こうなると通常のタラセを入れた場合と同じなので入れ替えの重要性を知ってもらえました。

更にテンヤを重たくしたり、誘い幅を変えたりフォールでのアタリを捉えたりと実に理想的な状態となり、これぞひとつテンヤマダイ釣り~と言える場面となりました!。

二日目はスタッフ数名も2キロクラスを釣り、この釣りの魅力をタップリと知ってもらえたと思います。

二日目はマダイ6枚ハナダイ4枚とアイナメショウサイフグ多数、二日目の竿頭はタイ部門15枚釣ったスタッフ~私は10枚で次頭、次が8枚数名7枚数名と続きました。

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二日間とも獲物は全てスタッフに差し上げました~、美味しく食べてくれたでしょうか~。

こうして無事に二日間事故もなく、各自マダイやハナダイを釣り大成功で終わる事が出来助かりました。

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通常このようなセミナーを二日間行うと、どちらか一日は天候不順となり苦労する事が多く大変ですが今回は二日間とも安定した天候で釣りが出来良かったですね。

今回参加されたスタッフの皆さんお疲れ様でした、個人的にも楽しい二日間を過ごせ感謝しています。